AWS(アマゾンウェブサービス)には1年間の無料利用枠があります。
これをうまく活用すれば、1年間サーバ費用をほとんどタダで運用でき、さらにはIT関連の知識ががっつりとつきます。
ブログを運営する場合以外にもサーバの勉強がしたいといった場合には非常に効果的な勉強ツールになります。
AWSを使う
AWSとはアマゾンが管理運営しているITインフラを時間借りして、そのインフラ上で様々なITシステムを構築できるクラウドサービスです。
クラウド上にはデータベースやストレージといった個別の機能から、仮想サーバやネットワーク周りの設定パネルなど企業レベルのITシステムに必要なものが用意されており、その中から自分が必要とするものを選んで使用できます。
それも「使ったものを使った分だけ」として時間ごと、もしくは流れたデータ量毎に課金がされるルールとなっています。
では、なぜITインフラの勉強にAWSが良いかというと、「使ったものを使った分だけ」の通り使うものを自分で選べるからです。
選べるということは裏を返すとその機能について「何ができてどう使うのか」知っておく必要があるということです。
膨大な機能の中から自分が使うものを自分で決める作業を繰り返していけば、使う機器がどのような特性を持っているのかわかってきます。
分かったうえで最適な構成ができると安くも済みますし、勉強としての達成感も得られます。
目の前にモノをそろえてシステムを汲もうとすると数千万円はかかるサービスの中から自分で使うものを選んで使った分だけ課金というのは勉強コストがとてつもなく低いのです。
しかも1年間無料枠があるのでほとんど無料で勉強ができる。
こんないいサービスは学生の頃に触っておいたら修飾で有利にも働くアピールポイントも作れるでしょう。
EC2
EC2とはAWS上の仮想サーバの事で、AWSを触っていくうえで一番お世話になるサービスです。
EC2の仮想サーバとはクラウドネットワーク上にあるサーバで、他からネットワークから完全に切り離された一つのハコです。
つまりは自分だけのリソースであって、管理者権限も持てるサーバとなります。
これはレンタルサーバと違う大きなポイントであり、クラウドサーバの一番の強みになります。
レンタルサーバであれば、1つのハコを複数人で共有している状態であり、そのハコの中で1人がリソースを過剰に使っていれば他の人のサーバ機能にも影響を与えてしまいます。
また、管理者としての権限はないため、できることには限界があります。
それに対してクラウドサーバは自分のフィールドがしっかりと決まっているため他の人の影響は受けません。
(失敗しても他に影響を与えない)
そのため、自分の好きなように触ることができ、管理者権限も持っています。
管理者現減のあるなしではチューニングできる範囲がかなり異なるため、勉強として使うのであれば、クラウドサーバが適しています。
自分で全部できるがゆえに
自分が全部できるということは裏を変えさせば、自分の行動によって、サーバの機能を意図せず停止させたりおかしな動作をさせる可能性があるということです。
実際に僕もブログ運営をするにあたって安定的に動作させつつアクセスを適切にさばく設定に苦労しました。
ですが勉強としてサーバを触っていることもあり、すべて自分で対応をして解決をしました。
そのおかげで問題が発生しても何が原因か早急に特定に入れるためのカンが養われましたし、サイバーセキュリティ的に必要な設定も考えて設定を操作する視点がついています。
こればかりはやってみないと覚えられないことですので、失敗して覚えられる環境はとってもありがたいものです。
AWSの勉強をしつつ、このブログは運営してきましたが、もうそろそろ僕の無料利用枠はなくなります。
従量課金になってもこのまま運営しますが、よりコスト意識には注意していかなくてはならず、そう言った意味でもシステムの最適解を探す作業は終わりません。