投資を始めるとなった場合、最初はだれもが初心者です。
ですが、マーケットは容赦などしてくれず、歴戦のつわものと同じ土俵で勝負を迫られてしまいます。
そこでまずはある程度の期間「勉強」として運用したうえで、だんだんと本格的に運用額を増やしていくのがオススメです。
スモールスタート
何事もいきなり大きく始めてリスクを取っていくのは恐ろしいものです。
始めは探り探りでルール(法律)はどうなっているのか、自分がどこまで耐えられるのか知りながら進めていくのが良いです。
つまらない作業に思うかもしれませんが、基礎知識と自分のメンタル強度を知っておくのは勝つためには必須です。
基礎知識がなければ何を基準に売買するのかも決めることができませんし、ルールを正しくわかっていなかったばっかりに損するかもしれません。
「知らなかった」が通用する世界ではありませんのでまずは必要なことをしっかりと網羅する期間が必要です。
また、メンタル的に耐えきれなくなってパニックで決済してしまうことも投資をしていれば良くあります。
確かに決済して損切、利確をしてしまえば安心できますが、それが冷静な判断によってなされたものであるかはとても重要です。
大体初心者が陥りやすいのは利益を少額でちまちまと確定させるものの、いざ含み損になると限界まで損切をためらって、意を決して損切ったところが大底となり一気に利益を失ってしまう「コツコツドカン」です。
投資をするのであれば、しっかりとした裏付けをもって相場の変動を予測し、予測が外れた場合は冷静に決済する。
予測通りに推移しているならば保有し続けることが一番簡単な利益最大化法です。
それをするためには、しっかりと知識を持ったうえで、自分自身を知っておく必要があります。
基礎知識
最初は基本を本などで得ておくのは必須です。
勉強を行うにも実戦で戦いながら覚えていくのが一番効率的です。
いろいろな用語についてその意味や関係性を理解するのはいろいろな方法で出来ますが、トレードしたことがなくその本質を理解するのは非常に難しいです。
実際に自分でトレードしてみるとあれこれ嫌でも勉強して、勝つための試行錯誤をすることになるので、トレードのルールと合わせて一度に覚えてしまうと効率的です。
ただし、スモールスタートで最初は2,30万円程度の少額で1年程度運用してみて自分の成績や癖も探しながらチャレンジしてみると良いです。
この間もできればゲーム感覚で楽しむことを意識しながらトレードができると最高です。
人は楽しい、好きなことについては勝手に勉強して詳しくなっていくものです。
投資で勝ちたいと思うなら必要なことは投資を好きになることです。
投資が趣味だといえるようになれば必要な知識は勝手につきますし、毎日のニュースを見る目も変わってきて、常に意識せずに勉強できる基礎が出来上がります。
メンタル
投資をするということは利益を出す可能性もありますが、損もする可能性もあります。
この資産変動に対して自分のメンタルはどういった動きをするのかといったことは実際に運用してみなければわかりません。
どこまでの損に耐えられるかといったことがまず1点目としてあります。
当初は儲かると思って買った物でもいろいろな影響を受けて下がって含み損を抱えることは良くあります。
その時必要なことは、冷静に判断して損切をするか保有を続けるか決断することであり、自分の考えをもって動くことです。
ここで一番やってはいけないのがしっかりとした考えに基づかない、パニックで決済したり持ち越したりすることです。
行動すべき時は常に自分の考えに従って即決即断で動くことが理想となるため、自分の考えから外れたパニックでの行動はその真逆の一番やってはならないことです。
さらに重要なポイントが含み益にどこまで耐えられるかです。
初心者が良くやりがちな失敗として、ちょっと含み益が発生した段階ですぐに利確をしてしまうことがあります。
しっかりとトレードルールを作ってやるならば良いですが、そうでないならば問題となります。
「投資」として考えるならば利益は最大化できるまでしっかりと待つべきであり、ちょっとした利益を重ねても一度の損失でドカンとやられてしまうことが良くあります。
そのため、含み益が出たらと言ってすぐに動かず、タイミングが来るまで耐える心が必要です。
とは言っても実際に運用してみないと「含み益に耐える」といったことの難しさを経験できないものです。
人の心は損失を後回しにしがちであり、想像以上に利益を確保したがる性質があります。
目先の利益、損失に惑わされず、自分の意志をもって適切に対応することができるメンタルづくりも投資の勉強には必要なのです。
まとめ
最初の1年くらいは勉強と割り切ってスモールスタートで投資を始めることが自分の資産をむやみに危険にさらさないためには必須です。
そこで自分に向かないと気づけばやめてもいいですし、自信がついてから行動する方が結果として儲かったりします。
一番危険なのは初めから大金をつぎ込んで訳も分からず行動することですので、まずは他の事と同様に勉強期間を持つのが上達の近道です。