投資を始める場合ほとんどの人が考えることは「儲けたい」といった思いでしょう。
自分の資産を使って、リスクを取って行動するのであるから当たり前であると僕は思います。
ですが、参加者のほぼ全員がそう考えている状況ではその気持ちだけでは生き残れません。
僕個人の考えとしては楽しむことが生き残るコツだと考えています。
「儲けたい」その気持ちが邪魔になる
誰もが考えているこの欲求は実戦では邪魔になることが多々あります。
含み益を抱えているとき「まだ上がる。もっと儲かる!」と考えてしまったり、儲けの反対となる損を必要以上に嫌がってしまったりと良いことはありません。
明確に自分の意志として「これ以外の選択肢はない」と覚悟したうえでの行動が求められる投資の世界であいまいな選択や中身のない期待は判断を鈍らせてチャンスを逃す原因となります。
自分の行動のリスクを理解して正しく判断するためには「たられば」を考えないで思い切った行動がとれるように日ごろから思考を鍛えておく必要があります。
その中で一番邪魔なのが「儲けたい」と考える基本欲求になります。
楽しもう
「儲けたい、損したくない」といった気持ちで投資をしていたら買うべきタイミングで買えず、売るべきタイミングで売る決断が遅れます。
上がる期待がなく、損切を考えても「いや、いつか戻るかも」といった思いがあるとタイミングを逃して損切する覚悟ができる範囲を超えてしまう可能性もあります。
そうなると冷静な判断どころではなくなり気づいた時には大きくドカンと損をすることになってしまいます。
そのような経験を重ねたうえでたどり着いた僕の投資方針はとにかく楽しむことです。
楽しむことを前提にゲームの数字が動いているだけだと考えると判断に遅れが出る場面は驚くほど減らすことができるようになりました。
行動はすべて事前に決めた自分のルール通りに冷静な判断力をもって実行できるので損失の機会は減りましたし、利益も予定通りに確定できるようになりました。
ベースのこの思考を持ってからは投資に対する勉強意欲も上がりましたし何よりも中途半端な判断が無くなって取引後の後腐れもなく動けるようにできたのが大きいです。
勉強
勉強をしていくうえでも楽しむことはとても重要になってきます。
面白くないものをいやいや勉強しても身につくのは非常の遅いですし、勉強の範囲も狭くなってしまいます。
人はどうしても怠け癖があるため興味がないことをあれこれ調べて勉強し、自分で考えて行動するのは非常に苦痛な時間ですしできればやりたくないといった思いは残ってしまいます。
また、学校のテストのように必要となる知識の範囲は明確になっておらず、みなそれぞれ自分が必要と考えた範囲で勉強しています。
その点楽しんでやっている場合は非常に広範な内容について情報を集めますし、集めた情報を整理して自分の考えをもって判断するのも苦になりません。
これはかなり重要で、投資を「趣味」としてできる人でないと僕は儲からないと考えています。
投資は楽して儲かることは絶対になく、かなり険しい勝負を乗り越えてもやっと資産を守れる程度であります。
楽して儲けているように見える人も非常に努力をしてチャンスをつかんでいます。
チャンスをつかんで大胆に動くためには「儲けたい」といった気持ちではなく「楽しい」といった気持ちが重要で、確信を持ったらすぐに行動に移せる機動性が重要です。
その裏付けとなるのは日々の情報収集と勉強であるので好きでないと続けていくことは難しいです。
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