いろいろと毎期アニメを見ていますが、僕はどんなジャンルでも見ます。
そんな中で日常系アニメは癒しであり、ゆったりした時間が魅力です。
本来はハードなものが好きであったり、日常生活も相場を注視して過激に楽しんでるのでこの癒しは非常に効く、心のコリをいやしてくれる薬になっています。
今季
今期の癒し枠を見てみると「世話焼きキツネの仙狐さん」と「ひとりぼっちの○○生活」が二強でどちらも楽しめています。
毎期何かしら見ている中で大体は1作品に落ち着くところ、今期は2作品良いものがあり、なかなか法酒ですね。
まだ数話残されていますが、だいたい話は固まったかなと思いそろそろレビューしてみます。
世話焼きキツネの仙狐さん
はい。
ただサラリーマンが甘やかされる。
それだけです。
それ以上なく、ただただ仙狐さんが主人公の中野を甘やかすだけで、特に起伏のない緩い空間が流れていくだけです。
その話の中でもすべてを肯定してありのままを受け入れる仙狐さんの姿勢は現代社会に求められている物だと感じます。
世の中肯定されることは少なく、むしろ社会に出ては否定され続けて、良い結果を出し円満に生活できている人の方が少ないのではないでしょうか。
それがこの作品が評価される源泉にもなっているとおもいます。
登場人物も少なく、頭を使うことなくボケーとみることができるのは疲れた社会人には高評価ポイントでしょう。
精神的に平和でやる気に満ちているときはハードなシリアス展開のある作品が見ていて楽しいですが、疲れている時こそ仙狐さんのような100%全肯定で平和な世界に浸りたいものです。
そのような平和な世界という意味では不純物のないきわめて純度の高い癒し空間を作ることができており、高評価に値します。
また、モフモフを押していくといったポイントも良いですね。
犬や猫のようなかわいい生き物の代名詞的なモフモフ(仙狐さんの尻尾)を前面に押し出して、普通の社会人が抱くようなよこしまな心をこの作品からシャットアウトしています。
平和で何も考えず、疲れることはない、非常に高いレベルの見る抗うつ薬です。
ひとりぼっちの○○生活
こちらはストーリー性があり、キャラクターの魅力も相まってなかなか程よい空間に仕上がっています。
基本は緩いギャグ調ですが、物語の本筋がしっかりとしており、主人公の成長も描いています。
主人公の一里ぼっち(ひとりぼっち)が中学校に入り友達を作っていく過程を見ていくわけですが、極度の人見知りといったキャラでなかなか苦戦しています。
それでもどんどんうまく進んでいき、平和な世界に仕上がっているため、見ていて疲れません。
ぼっちの中学初めての友達の砂尾なこ(すなおなこ)が優しすぎて可愛さがやばいです。
キャラのネーミングはこんな調子で中学生が考えたような安易なネーミングばかりが続いて覚えるのも簡単であり、緩さを出す良いアクセントにもなっています。
とにかくぼっちはなこちゃんと初めの友達となり良かったなあとしみじみ思うほどなこちゃんは面倒見がよく、こんないい子現実にいないわ!と言うくらいに優しい空間になっています。
そういったいいひとばかりを集めて関係をつなげていく、そんな話になっており、疲れることなくストーリーも進み、癒される。
高品質な日常系アニメに仕上がっています。
まとめ
平和な作品を望むなら上記の2本が2019年春では良質であり、とても癒されます。
普段の生活が大変だからこそそれをクーリングしてくれるものを見るわけで、とにかくそういったことを考慮したうえで作られている作品こそ良質な日常系アニメです。
そういった意味ではこの2作品は十分に高評価しうる良作であるといえます。
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